沖縄の離島でラグジュアリーなおこもり滞在が叶う!星のや竹富島宿泊記
こんにちは、トラベルライターのMaRiです。
沖縄・八重島諸島巡りの旅でリゾナーレ小浜島に続いて訪れたのは、「星のや竹富島」。
竹富島は、石垣島からフェリーで約15分で行ける周囲約9kmの小さな島で、美しいビーチのコンドイ浜や星空保護区に認定された星空、赤瓦の屋根の民家の間を水牛が歩く集落など沖縄の離島らしい伝統的な風景が広がります。私も昔から大好きな島の一つで、今回は4回目の訪問となりました。
竹富島での滞在はゲストハウスや民宿が一般的ですが、そんな中で唯一無二のラグジュアリーな滞在が叶うホテルが「星のや竹富島」。ラグジュアリーでありつつも、沖縄の離島らしいのどかな雰囲気もしっかりと味わうことができる「リトリート旅行」におすすめのホテルです。
今回は、そんな「星のや竹富島」での滞在の様子をタイムスケジュール形式でご紹介していきます。
星のや竹富島宿泊記(1日目)
今回私達は小浜島から直接竹富島へ高速船で移動しました。(石垣島からもフェリーで約15分でアクセス可能です。)
竹富港に到着後は、星のや竹富島の送迎バスでホテルへ。送迎バスは無料で、予約も不要です。
※到着フェリーに合わせて運行しています。
15:00 星のや竹富島に到着
竹富港から星のや竹富島の送迎バスでホテルに到着。チェックインは15:00〜です。
レセプションのカウンターで沖縄伝統の守り神・シーサーがお出迎えしてくれました。
到着後は、館内の説明を受けながらウェルカムドリンクとスイーツのおもてなし。沖縄のお庭でもよく見かける「月桃」を使った羊羹とハーブティーでした。
15:15 全室独立型ヴィラの客室へ
レセプションから客室まではカートで移動。今まで3回ほど竹富島を訪れていますが、本物の集落と見分けがつかないほどに忠実に表現されていて感動しました。白砂に石垣の塀、琉球赤瓦の屋根とその上のシーサー、これぞ竹富島の伝統的な風景です。この屋根の上のシーサーは1棟1棟異なった表情をしているので、訪れた際はぜひ見比べてみてください*
この石垣に使われている石は、一部既存のものを使用しているとのことですが、ほとんどが後にご紹介するプールを掘った時に出てきた琉球石灰岩を使っているそう。現地の自然や文化を大切にするこういった細かい配慮が、さすが星野リゾートだなという印象でした。
「ガジョーニ」の客室
「星のや竹富島」の客室は、全室独立型のヴィラでプライベートな空間が保たれています。こちらが今回私たちが滞在させていただいた「ガジョーニ」の客室。定員2名の洋室タイプのヴィラです。
客室の周りを囲む「グック(石垣)」や沖縄を代表する防風林「フクギ」のおかげで、外からは中が見えないよう設計されていてプライバシーが保たれています。
真っ白な珊瑚の砂が敷き詰められた素敵なお庭は毎日スタッフの方が綺麗にホウキ目を描かれているとのこと。これは竹富島では島の方が毎朝やっている風習です。島の方の生活様式に倣っていることに驚きました。
客室は木造の平家造り。窓を全面開放できる開放的な空間が広がります。
客室のメインエリアには広いフローリングのリビングに広々としたソファが置かれています。このソファの居心地が良すぎて、滞在中はよくここでうたた寝していました。
ヴィラは南風(ぱいかじ)が南側の窓から吹き抜けるよう綿密に設計されています。窓辺で優しい風に揺られるフクギの木を眺めているだけでも癒されました。
客室の真ん中には大きなバスタブが贅沢に設置されています。バスタイム中の湯船からの眺めも最高でした!石垣の塀によって外からは中が見えない設計なので、窓を開けて沖縄の風を感じながら湯船に浸かることもできます。
バスタブの横は洗面スペース、奥には独立したシャワールームがあります。水回りも清潔で、シャワーの水圧も十分でした。
寝室にはキングサイズのベッドが用意されています。先ほどのリビング空間とは異なり、床が座敷になっていたり、小さな窓がついていたり、天井が低くなっていたりと、「落ち着いて眠る空間」としての細かな工夫を感じました。
ワーケーションセットも充実していたので、客室でのお仕事も捗りました。
アメニティ
アメニティ類は、基本的な歯ブラシやくし、綿棒をはじめとして、メイク落としから洗顔料、化粧水、乳液など、女性に嬉しい美容アメニティまで揃っています。星のや竹富島オリジナルの月桃バーム、琉球バスソルトは後ほどご紹介する「ゆんたくラウンジ」のショップでも購入できます。私もこの月桃バームがとても気に入って、自宅でも手放せない必需アイテムになりました。
施設内の移動にも重宝したロゴ入りのサブバックは思い出に持ち帰り可能です*
寝るとき用のパジャマと館内着の作務衣がそれぞれ用意されているのも嬉しいポイント。
15:45 アクティビティ「島のひととき」でほっと一息
お部屋で少しゆっくりした後は、滞在中いつでも利用できる「ゆんたくラウンジ」へ。
このラウンジではおやつやドリンクが無料提供されていたり、時間ごとに楽しめる催し物が開催されていたりして、ゆったりとした島時間の中寛ぐことができる空間です。
先ほどご紹介した「月桃バーム」や「琉球バスソルト」を購入できるお土産ショップもこのゆんたくラウンジ内にあります。
この時間は島のおやつを星のや竹富島でアレンジして提供される「島のひととき」が開催されていました。
この日のくつろぎ時間のお供はジーマミー豆腐と冷たいアイス。沖縄を代表する落花生のお豆腐「ジーマミー豆腐」と冷たいアイス、キャラメルソース、黒糖ピーナッツの相性が抜群でした*
16:30 施設内を探索
夕食までまだ時間があるので、施設内を散歩することに。
プール
全長46mの楕円形のプールは、年間を通して24時間利用可能。
周囲から見えないようにするために、すり鉢状に設計されているそうで、プライベートな空間でゆったりとした休息を過ごせる秘訣が随所に現れています。
日中は澄み渡った青空を、夜は満天の星を望むことができる絶景ポイントでもあります*
見晴台
「星のや竹富島」の施設を一望できる「見晴台」。
目の前には赤瓦の屋根が立ち並び、その奥には海が見えます。日の出が見れるスポットでもあるそうです*
17:30 【夕食】「琉球ヌーヴェル」ディナーコースを堪能
1日目の夕食はダイニングでコース料理をいただきました。
大きな窓から明るい陽が差し込む、緑に囲まれたダイニング。
窓際の席からの眺めは抜群です。
コースメニューは、島で育つ野菜やハーブ、海産物など、沖縄ならではの素材をふんだんに使ったお料理の数々。沖縄料理とフレンチを融合したラインナップで、ここでしか食べられない唯一無二のコース料理でした。
ジェ 甘い香りに包まれて
19:00 アクティビティ「宵のひととき」で食後の一杯
ディナーの後はゆんたくラウンジで一休み。ダイニングとゆんたくラウンジはつながっているので、食前や食後のくつろぎ場所としても最適です。
夜の時間帯は「宵のひととき」として泡盛カクテルが提供されていました。日替わりの泡盛とシロップを合わせたオリジナルの泡盛カクテルを楽しめます。
星のや竹富島宿泊記(2日目)
6:20 「よんなー深呼吸」で朝のお目覚め
2日目の朝は、早朝の爽やかな風を感じながら行うストレッチ「よんなー深呼吸」に参加。
この日は残念ながら見えなかったですが、運が良ければ朝日が綺麗にみえる絶景スポットでもあります。
普段は絶対に寝ているこの時間に、絶好のロケーションでストレッチ。旅先ならではの贅沢です。
6:50 「朝のお目覚め水」でストレッチ後の休息
ストレッチの後は、「朝のお目覚め水」でほっと一息。ソーダで割ることもできますが、朝なので胃に優しそうなお湯割りに。とても優しい味わいで、朝の一杯にぴったりでした。
7:00 メインダイニングで朝食
島人のように1日を元気にはじめられる朝食「島人の朝ごはん」。島人の元気の源でもある島の文化や食材がふんだんに詰め込まれた栄養豊富な朝ごはんです。
私が訪れたときは、重箱料理の和朝食「島の九品朝食」、ゆし豆腐とお粥をあわせた和朝食「ゆし豆腐粥朝食」、地中海地方の郷土料理「ブイヤベース」がメインの洋朝食「海風ブレックファスト」、穀物をアレンジしたシリアルが中心の洋朝食「シリアルブレックファスト」の4種類から選べました。
私達はこの中から「島の九品朝食」と「ゆし豆腐粥朝食」をチョイス。
朝ごはんと一緒に楽しめるドリンクもとても豊富でした。本島の野菜よりも香りや味が強く、色も鮮やかで濃いと言われる島の野菜や果物など、島の恵みを味わえます。
10:30 アクティビティ「織りあそび」
竹富島伝統の足踏み式木製織り機でコースター作りにチャレンジ。
最初は初めての作業に一苦労でしたが、慣れてくるとリズムに合わせて楽しみながら織ることができるようになりました!
今回作らせていただいたのは「コースター」。旅の後も自宅で使えて、思い出に残るのでおすすめです。
12:30 インルームダイニングで贅沢ランチ
今日のランチはインルーム。炙りラフテー丼と炙り軟骨ソーキそばをいただきました。
都内では決して味わうことのできないこのロケーションでのインルームダイニング。贅沢すぎます!
※インルームダイニングのランチは「さよなら花粉ワーケーションプラン」限定のプランで、現在は販売を終了しています。
13:30 お仕事タイム
ランチ後は「南風コワーキングヴィラ」に移動して、集中してお仕事タイム。
フリードリンクやWiFi、コンセント、プリンター、スクリーン、ホワイトボードなど仕事のための設備が整っていました。客室でも十分静かで集中できますが、やっぱり同行者と離れて仕事に集中できる環境があるのはとてもありがたいです。
15:00 旅の疲れを癒すスパタイム
長旅には欠かせない、疲れを癒してくれるスパタイム。
スパ棟も赤瓦屋根の平屋で独立していて、プライバシーが保たれた落ち着く空間。周りは緑に囲まれ、ゆったりとした時間が流れます。
トリートメント前のウェルカムドリンクからオイルをつかった極上の全身トリートメント、トリートメント後のアフタードリンクまで、終始丁寧で気持ちの良い対応をしていただき、心身ともに深くリラックスできた時間でした。
※現在は水溶性のジェルに変更しているそうです。
18:00 インルームダイニング「命草薫る島鍋」でディナー
2日目は夕食もインルームダイニングで、マイペースなディナータイムを過ごすことにしました。
客室でゆっくりくつろぎながら、ここでしか味わえない島鍋を堪能。
テレビもない静かな客室で、竹富島の自然だけを感じながらのディナータイムは、味覚も研ぎ澄まされてより一層美味しく感じました。
21:30 アクティビティ「てぃんぬ深呼吸」で眠りを誘う
星のや竹富島最後のアクティビティは、夜風が心地よいプールサイドで毎日開催されている「てぃんぬ深呼吸」。
月のパワーを感じながら、ゆったりとしたストレッチを行います。気持ち良すぎて、ストレッチの最中に寝てしまう方もいるそうです。
普段はなかなか寝付けないのですが、この日は朝のストレッチ、スパ、そして「てぃんぬ深呼吸」のおかげでとてもぐっすり眠ることができました。
「星のや竹富島」で非日常な島時間を
圧倒的な非日常感が「星のや」の最大の魅力だと思うのですが、今回もその期待を上回るほどの島ならではの贅沢な体験をたくさんさせていただきました。
ただそこにいるだけで心身ともに癒やしてくれる「星のや竹富島」。日常の喧騒に疲れた方にぜひ訪れてみてほしいリトリートスポットです。
Address:沖縄県八重山郡竹富町竹富
Tel:0570-073-055 (予約専用)
Instagramでは、ブログよりタイムリーな旅の発信をしています。お気軽にフォローお願いします*
Instagram:@tg_mari729